どうも! 巻いたケンです! 今回はパイロットを目指す社会人(28歳以上)の人に向けた内容です!
そもそも、パイロットコースのある大学は、どこの大学でしょう?
実は他の学部・学科に比べ、パイロットコースのある大学は圧倒的に少ないです。 また、パイロットコースのある大学の大学選びは、他大学と同じように、評判や偏差値を見るだけでは、いい大学とは言えません。
そこで今回は ”パイロットコースのある大学” と、”社会人におすすめの大学” について解説していきます。
※高校生~26歳くらいの人はこちら↓
【高校生~20歳の学生必見!】行くべきパイロットコース制大学まとめ!
【22~26歳の大卒者必見!】行くべきパイロットコース大学まとめ!
パイロットコースのある大学とは?
答えは簡単! 4年間で
・航空無線通信士 ・自家用操縦士 ・事業用操縦士(単発・多発)
・計器飛行証明 (・航空英語能力証明 )
の資格を取れる大学です。 なので一気に行くべき大学は絞られます。
列挙すると、
桜美林大学、崇城大学、法政大学、東海大学、第一工科大学、千葉科学大学、工学院大学、帝京大学(ヘリコプター)
です。
それぞれ受験方式に違いがあり、ホームページの特色もあるため、詳しい最新情報を知りたい方は自分で調べてみましょう。
大学の募集人数
各大学のパイロット養成コースの募集人数
大学 | 募集人数 |
東海大学 | 50名 |
桜美林大学 | 約40名 |
法政大学 | 25名 |
崇城大学 | 20名 |
第一工科大学 | 30名 |
千葉科学大学 | 20名 |
工学院大学 | 10名 |
帝京大学(ヘリコプター) | 10名 |
大学を選ぶ基準
大学選びで最も大切なのは、大学の実績です。 大学が有名か、偏差値が高いかは全く問題ではありません。 問題は卒業生の何割がパイロットとしてエアラインに採用されているかです。
パイロットコースのある大学の中で実績があり、航空業界で知名度がある大学は、桜美林大学、崇城大学、法政大学、東海大学 の四校です。
それ以外の大学は実績が少ないなど、第一志望として目指すには障壁があります。 ただ、第一工科大学は近年、一気に力をつけてきている大学ですので要チェック(目指すのはありだが注意が必要)です。
社会人の方におすすめの大学
おすすめの大学
崇城大学、第一工科大学
注意が必要だがおすすめ
桜美林大学、法政大学、東海大学
あまりおすすめはしない
千葉科学大学、工学院大学、帝京大学(ヘリコプター)
おすすめの四校でもパイロットになれない方がいて、一方で、おすすめしない大学だとしても、実際にパイロットになれた方がいます。 つまりは、 ”入学後の自分の努力次第” です。
大学選び
卒業が32歳以上というのは社会的に考えて若くはありません。 また、22歳で大学を卒業しライセンスも取得している、長く働け、将来有望な人と同じ土俵で戦わなければなりません。 その点をしっかり考え、自分に合った大学選びが必要です。
航空会社も採用の際に30歳を超えた人には、採用を絞る傾向にあります。 しかし、卒業すれば有資格者ではあるので、航空会社もしっかり検討はしてくれます。
企業は当然同じスペックであれば、若いほうを取ります。 同じではいけません。 強みを作っていきましょう! そして決断したなら真っ直ぐ突き進みましょう!
年齢なだけに、大学入学を決断する場合パイロットになるためだけの努力をすると思います。 それが正しいと思います。 加えて、大学の同期の仲間と、積極的にコミュニケーションを取りながら、協力して訓練を乗り越えましょう! 違う年代の人とのコミュニケーションの経験は、入社後に直面する課題でもあり、面接の際の強みにもなります。
おすすめする大学だとしても、当然パイロットになれるわけではありません。 しかし、その中でもおすすめなのが、崇城大学、第一工科大学 です。
この二校は、近年大卒者の合格者を増やしている傾向にあり、試験の際も比較的年齢を抜きに評価してくれます。 具体的には、二校とも半数近くは大学生や、大卒者が占めています。 第一工科大学の男女比は男性が圧倒的なため、不安な女性は崇城大学をおすすめします。
崇城大学は実績もあり、就職率もトップクラスで申し分ありません。 第一工科大学も近年力を付けてきています。 また3年で訓練を終え、就職活動を開始できるため、少しでも若いうちに就職できるチャンスがあります。
第一工科大学は、大卒者であれば、訓練を入学3年以内に終わらせ、訓練終了と同時に就職活動を開始できます。 採用されれば、最終学歴は、前大学卒です。
つまり、他大学よりも1年短く就職できます。 しかし、採用されなければ4年間いることになります。 加えて実績も桜美林大学、崇城大学、法政大学、東海大学ほどなく、入学後はやはり本人の努力次第です。
桜美林大学 と 法政大学 と 東海大学 は注意が必要だがおすすめです。
三校とも実績があり入学できれば、しっかりした技倆(ぎりょう)を得られます。 しかし、現役高校生や浪人生など、比較的若い学生が在籍する傾向にあり、年代が離れすぎコミュニケーションが取りにくいという可能性があり、訓練等に支障が出てしまうかもしれません。
大学受験の前に
ほとんどの大学が毎年オープンキャンパスを複数回実施します。 各大学を実際に見たい方はもちろん、(受験に進むと必ず存在する)面接試験で話す材料になるので、時間のあるタイミングで必ず行きましょう。
行かないと行っていない大学の面接がかなり不安になります。 さらに、オープンキャンパスに参加いているかどうかで合否は決まりませんが、教授、教官に覚えてもらえることもあります。(私は名前を覚えられました。 つまり、大学としても把握している可能性があります。)
オープンキャンパスは近年の感染症の影響で、オンラインで行われることが多く、参加しやすくなりました。 実地のオープンキャンパスも行うことがあるのでチェックしましょう。
もちろん大学に足を運んだ方がいいです。 それは、行った本人が大学の雰囲気を知ることでモチベーションが上がるのはもちろん、教職員との相性を確認できるからです。
また、大学受験を共にする仲間と知り合うこともできます。 パイロットの世界でよく言われていることですが、”パイロットは情報戦” です。 受験を通して多くの情報を仕入れることもできます。
もしかすると、将来の同期や、職場の同僚になる可能性があるので声を掛けるようにしましょう!
ちなみに、情報を受け取るばかりの人は、当然いい情報は共有されません。 逆に情報を与える人は多くの情報が共有されます。 これを ”返報性の原理” といいます。 積極的に情報共有していきましょう!
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