【パイロットの基本!】パイロットになる4つの方法!~なり方解説~

パイロットになる方法
<span class="bold-green"><span class="fz-18px">巻いたケン</span></span>
巻いたケン

どうも! カフェテリアSKYなすいちです。 今回は意外と知られていない、パイロットのなり方について解説していきます。 ぜひ最後まで楽しんでいってください!

そもそも、パイロットになるにはどのような方法があるのでしょうか?

 パイロットになるにはどうすればいいのかという情報は、周囲に聞いても知る人が少なく、自ら率先して調べないと知ることのできない職業です。

 そこで今回は、パイロットになるにはどのような方法があるのか、さらに、大学や社会人からでもパイロットを目指すことができるのか、などについて紹介していきたいと思います。

意外と知らない4つの方法

1.航空会社の自社養成パイロットとして採用される。

2.航空大学校でライセンスを取得し、航空会社に就職する。

3.私立4年制大学でライセンスを取得し、航空会社に就職する。

4.フライトスクール(民間飛行学校)でライセンスを取得し、航空会社に就職する。

 日本では1~4の方法が基本です。 航空自衛隊から民間のパイロットになる方も実際にいらっしゃいますが、そもそも航空会社に就職することを目指している方には、難易度が高くおススメできません。 

 加えて、後で詳しく説明しますが、日本で旅客機のパイロットになるためには、最低でも大学に入学することが前提です。 

4つの方法の解説

自社養成パイロット

 パイロットになる4つの方法の中で、最も費用が少なくすむのが自社養成パイロットです。 給与をいただきながら訓練をするため、費用はかかりません。 そのため、他の方法に比べ圧倒的に倍率が高く、100~1000倍は当たり前の世界です。 

つまり、本気でパイロットを目指すのであれば、自社養成一本でパイロットを目指すことはおススメできません。  しかし、可能性はゼロではないのでチャンスがあれば絶対に挑戦しましょう!

注意点

 倍率が高いことはもちろん、審査もかなり厳しいです。 また、すべての航空会社が自社養成の制度を持っているわけではなく、JAL、ANA、J‐AIR、Peachなど一部が募集しています。 

 基本的に採用選考は9つあり、 ①エントリーシート → ②テストセンター → ③心理適性検査・英会話試験 → ④1次面接 → ⑤2次面接 → ⑥飛行適性検査 → ⑦1次航空身体検査 → ⑧2次航空身体検査 → ⑨最終面接 → 内定  という流れで進みます。

 

 選考の身体検査は特に厳しいことで知られていますが、具体的には、自身で航空身体検査を医療機関で受診し、”第一種適合” と診断されても平気で落とされます。 しかし、事前に自分の体の状態を知り、そもそも適性があるのか、また、対策を立てることも重要なので必ず事前に受けましょう! 

 意外と知らない事ですが、選考が進み、⑦以降で不採用になると、二度と再受験できません。 つまり⑦まで進んだ場合、その航空会社の就活は最後になります。

航空大学校

 4つの中で、私が一番おススメするのは航空大学校への道です。 訓練は2年間で、費用は400万円ほど必要ですが、パイロット1人を育てる費用(およそ1500万~2500万円)に比べ、圧倒的に低コストです。

 

 さらに約9割の学生が航空会社への就職を実現しています。 また、大半の現役のパイロットは航空大学校出身という事もあり、縦のつながりが非常に強く、これまでの実績の両面からも、就職に有利であることが言えます。 

受験に年齢制限がありますが、受験の条件は緩いです。

 

注意点

 航空大学校には年齢制限があります。 具体的には、大学2年生卒業時点から受験ができ、25歳の年度が受験最後の年です(4月を年度の始まりと考え、1月誕生日の人が24歳で7月の一次試験を受験するのが最後になります。 5月が誕生日なら25歳で7月に受験します)。 つまり長くとも、人生で5年間しかありません。 

 受験者数も増加傾向にあり、1100名を超えました。 募集人数は108名で、倍率は約10倍です。

 身体検査も自社養成と同様に厳しく、航空身体検査には必要のない、アレルギーの数値まで見られると言われています。  

 

私立大学

 文字通り、4年制大学でライセンスを取得しパイロットになる方法です。 航空大学校に比べ2倍の4年間かかり、学費(+訓練費)が1500万円から3000万円とかなり高額です。 しかし、大卒資格とライセンスを同時に取得できるので、高校生には特におすすめです。

【高校生~20歳の学生必見!】行くべき4年制大学まとめ! パイロットコース

注意点

 とにかく学費が高いです。 また、普通の大学受験と違い、その大学が”無名”、”偏差値が低い” など、一般的な視点で大学探しをしてはいけません。 というよりも、パイロットコースのある大学は基本的にみなさんの知らない大学が多いです。 その大学の実績を踏まえ、特徴・特色が自分に合っているかで判断してください。

 パイロットコースのある大学も8校ほどあり、それぞれの強み、弱みを理解したうえで、受験してください。

 大卒者で大学受験を考えている人にとって、追加の4年間は長いです。 その点も踏まえる必要があります。 

フライトスクール(民間飛行学校)

 フライトスクール(民間飛行学校)への道は、およそ2年の短期間でライセンスを取得できるのがポイントです。 費用は国内での訓練と海外での訓練で大きく変わりますが、こちらも1500万円から2500万円かかります

注意点

 そもそも、フライトスクールの目的は何かをしっかり理解する必要があります。 大学もですが、基本的に営利目的で、ライセンス取得後は就職活動を自身で行わなければならない場合があります。 (大学は就活のサポートが充実しており、仮にパイロットがダメでも、他の仕事につける可能性もあります。)

 フライトスクールでの訓練は、個人で頑張る必要があり、仲間と一緒に頑張ることが難しいです。 一緒に訓練に参加する同期が少なく、年齢の幅も大きいです。さらに、それぞれの進度で進むため、一緒に頑張ることやや困難な場合があります。

 大手の就職先は本田航空から最近初めて1名出て、日本のフライトスクールの歴史上初のことでした。 つまり、大手を目指す人にはフライトスクールはおすすめできません。

 訓練が国内か海外かで、訓練費が大きく異なります。 その点も踏まえしっかり考えて選択する必要があります。

 

まとめ

4つの方法がありましたが、自分に合った方法はどれかしっかり考えて、パイロットへの道を進んでください。 どの道も簡単なものはなく、必ず苦労します。 漠然となりたいという思いでは、壁を乗り越えられません。

 一番最初の壁は採用試験、受験でしょう。 軽い気持ちでは、他の本気の人達と戦いになりません(もちろん運もありますが)。 まずは、自分の気持ちを見つめ直し、それぞれの対策へと進んでください。

 また、 個人的にはフライトスクールはおすすめしません。 もちろんその人の年齢にもよりますが、注意点に挙げた通り、注意すべき事が多いです。 

 最終的にパイロットになる道に進むと決意したなら、真っ直ぐ自分を信じて突き進んでください。 途中で振り返っても無意味です。 決断した時の自分は、その時の最善の決断をしたはずなので、自分を信じて、できることをしましょう!

 私もパイロットになるために頑張っています。 同じパイロットを目指す仲間として、お互い頑張っていきましょう! 

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